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『ニューツーリズム読本〜新しく考える地域の観光振興〜』の発刊
・・・ ツーリズム研究会発足10周年記念事業・・・ |
全冊頒布が完了し、在庫がありません。ご愛読ありがとうございました! |
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ツーリズム研究会は、2010年に創立10年を迎えました。現在、ツーリズム研究会10周年記念事業としてニューツーリズムの関係分野において実践されている会員各位の経験・知識を動員し、原稿を持ち寄り、『ニューツーリズム読本』を2012年9月に発刊しました。
これまで3年越しに編集委員会で検討を重ねた結果、内容や方向性について一定の編集方針がまとまりました。
ニューツーリズム(長期滞在、エコ・グリーン・ヘルス・スポーツツーリズム、産業、教育、BT、MICEなど)を主に、観光以外のすべての旅行分野で集客に貢献できる日本の魅力を国内外に発信することを目的といたします。ツーリズムを学術的に論じるのではなく「日本には観光だけでなく、観光以外にもこれほどの資源がある」ことを紹介したいと考えています。
そのため、会員各位の知識、経験を存分にご披露いただき、政府政策の柱「ツーリズム立国」に貢献したいと願っております。 |
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【作成企図】
・ ツーリズムによる日本各地の魅力を広くアピールする。同時に、ツーリズムによって新たな地平を開こうとする前向きな地域、個人・団体の取り組みを紹介する。
・ ニューツーリズムによって日本を紹介する、この種のジャンルでは初めて企画とする。
・地域社会(行政・民間企業・市民・ツーリズムたち)が「ニューツーリズム」とは何か、またどうすればまちづくりやまちおこし・地域振興に役立つのか、着眼点や考えるヒントを提供する。 |
【編集方針】
・ ツーリズム分野を定義したり、分析することは主でない。
・ ツーリズム研究会メンバーの豊富な知識および経験を可能な限り冊子に落とし込みたい。そのため、執筆者自身のニューツーリズムの体験や取り組み、伝聞などをエッセイ、散文的に書いて紹介する。
・ 読み本として楽しめ、日本の魅力が感じられる冊子、地域振興を考える上でのハンドブックづくりを目指す。 |
【本の体裁】
・A5版。横書き1段。308ページ。フォントは、丸ゴジ系を使用。白黒(カバー表紙はカラー)。 |
【本書「編集後記」より】
従来の“観光”とは違った“ツーリズム”という聞きなれない概念に魅せられて提唱を続け、新たな政策や地域振興・企業活動の方向を目指して有志の方々が「ツーリズム研究会」に参集し、活動を続けて12年。
今や“ツーリズム”の概念は各方面に浸透し、日本政府の観光立国推進基本法の制定、推進基本計画のなかにも位置づけされています。
それでもなお、観光を主テーマとして地域活性化に取り組まれているなかで、従来の狭い画一的な守備範囲での対応には限界があり、もっと有機的、関連的に枠を拡大して考える必要が感じられ、各地で新たなその取組みも見受けられるようになってきました。これらが、ツーリズム、ニューツーリズムの範疇にあります。
研究会は、毎年発行してきた会誌『ツーリズム研究』の別冊として、この度創立10周年を記念した、『ニューツーリズム読本』に研究会会員たちの日頃の取組みや思いをまとめました。ただ、研究会活動は全員が自発的なボランティアとの考え方で運営しており、本来掲載すべきテーマの項目を強制的に割り振って収録することができなかったことも心残りでありますが、既に従前の研究会会誌に掲載されたものでも適するものは若干再掲しております。
この本が、ツーリズム、ニューツーリズムの概念の理解と、各地域の活性化・振興策・まちづくり・まちおこし、企業の戦略を考え取り組まれるうえで、ヒントやアイデアの参考となれば幸いです。
発行に際して、ご指導ご協力を賜わりました近畿運輸局、近畿経済産業局、在阪の外国公館、地方自治体、大学、関係機関、関係者のみなさまに感謝いたします。
2012年(平成24年)9月 ツーリズム研究会『ニューツーリズム読本』編集委員会 |
【本書「目次」より】
巻頭言「ツーリズム元年」
1.ニューツーリズムの概念
(1)ニューツーリズムの概念
・ニューツーリズムの推進
・地域活性化とツーリズム
・ツーリズムダイナミズムからみたニューツーリズムの可能性
・ニューツーリズムへの提言
・ツーリズムによる第二の開国
・オーストラリアのツーリズム政策〜新たな挑戦〜
・融通と共感(Article for Tourism Kenkyokai)
・モデルになる「ひょうごツーリズム戦略」
2.カテゴリー
(1)エコ・ツーリズム
・エコツーリズム
・コウノトリツーリズム
(2)グリーン・ツーリズム
・森林ツーリズム
・理想の都“森のまち”は永遠のテーマパーク
・田舎暮らしへのお誘い
(3)ヘルス・ツーリズム
・ユニバーサルツーリズム
・車椅子でハワイへ〜バリアフリーツーリズム〜
(4)ロングステイ
・留学生による諸交流の実態とツーリズムへの影響
・アメリカン・ガールの「おとうさん」になっちゃった!
(5)文化観光
・ヘリテージ・ツーリズム(HERITAGE TOURISM)
・ 現在と過去の混在する島・日本(A LAND BOTH ANCIENT MODERN)
・日本文化の継承・発展・創造を目指して
・郷土史探訪のすすめ
・四国遍路における「へんろ道」および周辺で感じたこと〜「無眼耳鼻舌身意、無色声香味触法」
・自転車で旅する京のまち
・一度行ってみたい宝塚大劇場
(6)産業観光
・産業ツーリズムの魅力
・東大阪”モノづくり観光”活性化プロジェクト〜「モノづくりの心」を伝える〜
・近代化遺産・産業遺産とツーリズム、その保存と活用
・大阪企業家ミュージアム
・鉄道廃線ノスタルジア
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(7)その他・イベント
・地中海クルーズ船に乗って
・「せとうち感動体験クルーズ」レポート
・夢灯す、光の彫刻「神戸ルミナリエ」
・B級グルメとB-1グランプリ
3.ニューツーリズムの新しい取組み
(1)観光資源の発掘・活用(ハード)
・地域資源と交流事業
・歴史まちづくり〜地域における歴史的風致の維持及び向上〜
・最大のツーリズム資源「世界遺産」登録をめざして
・道の駅
・古民家の再生
・阪神淡路大震災も忘れてはならない郷土の歴史
(2)資源の有効活用(ソフト)
・「Japan MICE」の振興はニューツーリズムの原点
・観光におけるICTの利用と活用方法
・コミュニティ・ベースド・ツーリズム
・外国人が興味をもつ兵庫の観光スポット〜海外ツーリストからの問合せから〜
・外国人へのおもてなし
・ホスピタリティ・マインドを育てる
・ ツーリズムにおけるホスピタリティ
・ユー・エス・ジェイ(USJ)のホスピタリティー
・町あるき観光に於ける観光ボランティアの役割について
・観光ボランティアガイドさんへ期待
(3)商品化とマーケットへの訴求
・ニューツーリズム〜成功させるためのキーとはなにか〜
・魂の売り方〜ツーリズムと日本に関する思い(How to Sell Your Soul.)
・国際化の中でのホテルのブランド戦略(部門長の役割と任務の重要性について)
・ホテル、レストラン、バー、そしてタクシーのチップについて
・テーマパーク内のオフィシャルホテルとしてのヒルトン
・下町から発信するニューツーリズム
・ご当地検定の概要と活用
執筆者一覧
ツーリズム研究会の紹介
編集後記 |
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【執筆者一覧】 住野 昭(名誉会長)、森 宏之(国土交通省)、中村 稔(経済産業省)、坂上英彦(京都嵯峨芸術大学)、松本和朗(外務省)、田邊隆一(外務省)、マイケル・クリフトン(オーストラリア総領事)、スティーブン・サンダース(神戸FITセンター、
西田正憲(奈良県立大学)、大西信行(ひょうごツーリズム協会)、高橋研志郎(兵庫県治山林道協会)、中嶋邦弘(ひょうご震災記念21世紀研究機構)、母倉 修(インプリージョン)、久光定雄(HKリエゾン)、小方昌勝(立命館アジア太平洋大学)、
江木耕一(夢舞台)、ニール・フック(英国総領事)、ジョージ・ギボン(マリスト・ブラザーズ国際学校)、米原亮三(NPO日本文化体験交流塾)、草野毅徳(神戸学院大学)、多賀一雄(京都サイクリングツアープロジェクト)、
清水哲郎(武庫川女子大学)、荒木茂顕(ひょうごツーリズム協会)、高木英彦(経済産業省)、奥井秀樹(神戸経済同友会)、伊勢田博志(サポート・エムツー)、堤 清(アジア太平洋観光交流センター)、加島智子(近畿大学)、曲沢陽子(神戸FITセンター)、浅野 充(グリーンヒルホテル)、竹田明弘(和歌山大学)、船木優子(ユーエスジェイ)、矢島正枝(成美大学)、清水洋一郎(ジェイティービー)、
ジョス・デサンティス(神戸FITセンター)、中村光信(ホテルマーケティング研究所)、小沢健市(立教大学)、内田 元(ヒルトン東京ベイ)、山下 香(建築・まちづくり事務所)
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【編集委員】
富本(委員長)、内田、大西、中嶋、中瀬朗倉、久光、加島、伊勢田
【編集アドバイザー】 曲尺、清水、高岡、津田、南部(真知子)、堀、永田 |
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(売切れ) |
「友月書房」(交友プラニングセンター)ホームページ
友月(ゆうげつ)書房のホームページ(http://www.koyu-p.com/yuugetu.html)に
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